こんにちは、もちです。
今日は少し前にプレイしたバリアブルバリケード(通称:バリバリ)の感想を書いていきたいと思います。
名門東条家のお嬢様ヒバリの前に現れた4人の美男子達は、祖父が差し向けた婚約者候補。
とにかく婚約者候補が全員無職というインパクトが凄まじく、いきなりプロポーズから始まる物語が斬新でした。
「どうなっちゃうの!?」とググッと興味を惹かれますね(*´ω`)
周回はやや手間ですが、全体的に雰囲気が明るく、ギャグが面白いタイプの作品でした。
バリアブルバリケードとは?
『VARIABLE BARRICADE』は、オトメイトさんから2019年に発売された新作乙女ゲームです。
「ワンド オブ フォーチュン」「レンドフルール」の、薄葉カゲローさん×いわた志信さんが送る、完全新作ということで注目が集まりました。
乙女ゲームではいつもヒロインが、男性キャラクターを攻略するために苦労するので、「たまには男性側が苦労する作品があってもいいじゃないか!」というコンセプトで作られたのだと、雑誌の記事で拝見しました(*´ω`)
ヒロインが攻略されるゲームということで楽しみにしていましたが、実際にはヒロインも結構苦労していたように思います(笑
ストーリー概要
――出会って5秒でプロポーズ!?
名門東条家の一人娘・ヒバリの前に現れた謎の美形男子たちは、
彼女の天敵である祖父が差し向けてきた花婿候補だった。
ヒバリの勘は告げていた。この話、きっと裏がある。
何故、今なのか。そもそも彼らは何者なのか。
どう考えても怪しすぎる話に断固拒否の姿勢を見せるも、祖父の決定は絶対。
あれよあれよという間に別邸を与えられ、結婚を前提とした共同生活が始まった。
4人の男たちはあの手この手で彼女を口説き、婿の座を狙う。
めくるめく誘惑の日々の中、ヒバリは固く決意した。
絶対落ちてやるものか、と――
引用元:http://www.otomate.jp/varibarri/
評価やレビューをチェック
ヒロイン紹介
主人公:東条ヒバリ(CV:藤田 咲さん)

名門・東条家の一人娘。
大人びた模範的優等生だが、身内の前ではわりと毒舌現代っ子な一面も。
引用元:http://www.otomate.jp/varibarri/
続きを読む
プレイ前は格好良い美人さんだなーと思っていたのですが、プレイ後は面倒くさい子だな!という印象に落ち着いてしまいました(ごめんなさい
幼い頃から周りには身分に釣られて寄ってくる人ばかり。
愛情を得られずに育ったため、心の壁がものすごく分厚いです。
そのため婚約者候補達から愛情を向けられても、警戒してしまったり、「愛ってなんなの?」となってしまったりもするのですが、悩みながら答えを出していく過程で成長していきます。
ヒバリちゃんのバリケードは強固ですが、優しさはスイッと貫通するなぁという印象でした。
普段は完璧なお嬢様ですが、実はコミュ障でお友達ができて嬉しそうにする様子が、とても可愛らしかったです。
ボイス有な点も個性が際立っていて、嬉しかったですね(´▽`*)
個人的レビュー

簡単にまとめると、ヒロインの心の壁を突破すべく、イケメン達が頑張る話です。
「ヒロインを落としたい花婿候補」と、「絶対に落ちたくないヒロイン」との心の攻防戦が「バリケードバトル」として描かれます。
とはいっても実際に戦闘などはなく、見ているだけなのでご安心下さい。
作中の選択肢で理性値と恋愛値が変化し、理性値が高ければ主人公の勝利、恋愛値が高ければ花婿候補の勝利となります。
この勝敗によって物語が分岐していきます。
エンディングは「LOVE END」、「ANOTHER END」の2種類に加え、「BAD END」が複数存在します。
出会って5秒後のプロポーズをうっかり受けてしまう、お遊び的なエンドも必見です(笑
VARIABLE BARRICADEの良いところ
ボリュームがすごい!
攻略対象は4人と少なめですが、ボリュームが多いので物足りなさは全く感じませんでした。
ルートによって全く異なる展開
いわゆる金太郎飴的な展開は全くなく、毎回新鮮な気持ちでプレイすることができました。
プレイ中のキャラのルートで、他キャラクターネタバレを踏むことが一切ない配慮もすごいなと思いました。
好きな順番でプレイを楽しめますよ(*´ω`)
VARIABLE BARRICADEの悪いところ
システム面が不便

とにかく周回が大変。
これテストプレイしたの?というレベルで苦行でした(失礼
画像のようなボードから、エピソードを選んで物語を読み進めていく形になるのですが、2周目は1つ1つ選んで既読スキップで読み進める作業になり、ものすごく手間でした。
共通ルートが終わったところから開始できるのは親切なんですけどね・・
1度読んだエピソードはスキップできるようにするか、選択肢までパシッと飛べるようにして頂きたかったです。
攻略キャラクターとおすすめ攻略順
公式さん曰く、壱哉さんは最後に回して、その後トゥルールートに入るのが綺麗な終わり方とのことです。
他キャラのルートでネタバレを 踏むことも無いので、基本的には好きなキャラからプレイしていただいても問題ないとのことでした。
私は逆に壱哉さんを初回に選んでしまいましたが、十分楽しめましたよー(´▽`*)
個人的には那由太君のシナリオが盛り上がるので、最後の方に回すと良いかな?と思います。
私の攻略順:壱哉 → 汐音 → 大我 → 那由太 → トゥルー
光森 壱哉 | CV:鳥海 浩輔さん |
石動 大我 | CV:岡本 信彦さん |
黛 汐音 | CV:野島 健児さん |
八神 那由太 | CV:下野 紘さん |
春日(※ 非恋愛) | CV:田丸 篤志さん |
個別ルート感想(ネタバレあり)
光森 壱哉(CV:鳥海 浩輔さん)

続きを読む
「ヒバリちゃんは小食で綺麗な料理が好き」なのだと思い込んでいますが、そんなことはなく和食が好きで普通の量を食べたい女の子。
毎日少量のオサレ料理を出され続けたヒバリちゃんは、ある日ブチ切れます。
この流れに何となく理由のわからないモヤモヤ感を抱いたのですが、ただ「おかわりしたい」とか「和食が好き」とはっきり言わなかったヒバリちゃんにも非があると、冷静に諭す柚ちゃんを見て「これだ!」とスカッとしました(笑
スパダリっぷりと歯の浮くような口説き文句から、最初は正直苦手でした/(^o^)\
最初は残念な面ばかりが目立つ壱哉さんですが、夜中に1人で彼女の好む食事を作ろうと努力したり悩んだり、めちゃくちゃヒバリちゃんのことを想ってる…!と応援したい気持ちになりました。
相手のために尽くすのは、同じような愛を相手に求めているからだったんですね。
望むものを与えているのに相手が離れていく理由が分からない、と悩む壱哉さんが不憫でした(´・ω・`)
ヒバリちゃんは最初は引いてましたが、転機はやはり壱哉さんの泣き顔を見てからで、放って置けなくなった感がありましたね。
自分だけが見られる一面というのもそうですし、庇護欲というかビビッと来たのかなと思います(笑
それにしても、最後の方の壱哉さんのヤケクソ具合に笑いましたw
受け入れてくれないならもう死ぬしかない!とか色々ひどいww
対するヒバリちゃんは、壱哉さんがそこまでしてくれたことで、ようやく告白を受け入れることができたのですが、納得できるここまで長かったですねε-(´∀`; )
ヒバリちゃんは「自分を必要としてくれないとダメな人」春日さん曰く、分かりやすく自分に依存してくれる人が欲しかったんですね。
2人は似た者同士でお似合いかなと思います。
壱哉さんについては守ってあげたいorこんな男は嫌だ 辺りで好みがはっきり分かれそうだなと思いました。
私は大好きです!(聞いてない
壱哉さんを最初に攻略したことに後悔は無いのですが、以降のルートでヒバリちゃんの気持ちが他の人に傾いていることに気付いて身を引き、それでもそっと応援してくれる壱哉さんを見る度に心が痛むという現象に陥りました…(苦笑
黛 汐音(CV:野島 健児さん)

続きを読む
個人的には人畜無害な鬼畜といった印象の汐音さん(失礼
考えをすぐに察して、気遣いもできる汐音さんに、ヒバリちゃんも割とすぐ惹かれていきます。
愛情を与えられずに育ったヒバリちゃんには、無条件の愛が必要だとすぐに気付いた汐音さん。
毎日ヨシヨシしてあげたり、それが気付いたらハグ付きに変わっていたり、ヒバリちゃんは戸惑いつつもやめられない状態になっていて、汐音さんは麻薬のようだと思いました(失礼
策士とは言わないのですが、意外と押しが強いというか、穏やかなのに有無を言わさない感じが素敵でした。
汐音さんは勝手にゆるふわドSのような印象を抱いていましたが、ひたすら癒しでした。
彼女の気持ちがわからない…!と焦りが伝わってきた壱哉さん√の後にプレイしたからか、余計に余裕感が伝わってきました。この差は何だ。
余裕綽々の汐音さんが、どこかで痛い目を見るんじゃないかと思ってましたがそんなことはなく、終始手のひらの上で踊った印象でした。
ただ若干盛り上がりに欠けるというか、汐音さんは最初から何も変わっていないなーなどと思いました。
ペットとか動物が苦手なのは何か理由があるのかな?と思っていましたが特に語られなかったですねε-(´∀`; )
自分の汐音さんへの想いとか諸々が分からず、混乱したヒバリちゃんが社会的なステータスが必要(訳:仕事しろ)みたいなことを言ってしまいますが、いざ汐音さんが仕事を始めたら、寂しさからモヤモヤし始める辺りにどんだけ我儘だよ!と若干イライラ…
と思ってましたが、それは「仕事しろ」と言われてどこかキレた汐音さんが、ヒバリちゃんを泣かせるために仕組んだ策略だったと分かり、汐音さんを怒らせてはいけない(´°ω°`)と悟りました(笑
最後には社会的地位なんていらないから私の側にいて!と素直になる事ができたのでした。
ヒバリちゃんが本当に欲しいものを自覚させるための飴と鞭恐るべしでした。
余談ですが汐音さんは元は天使と呼ばれたモデルでした。
そんな彼に取り入ろうとする子役モデルの琉羽君には正直イライラしました。
ヒバリちゃんを利用して汐音さんに近付こうしたり、東条から圧力をかけられて仕事が減ったのを何とかして欲しいと言ってきたり、お、お前・・といった感じでした(´ω`)
何だかんだ皆から好かれて、最後出世していたのは解せません(
石動 大我(CV:岡本 信彦さん)

続きを読む
実は皆の監視役だった大我さん。
祖父からも本当の孫にならんか?と言われナイナイ!と言った態度をとりますが、ヒバリちゃんから味方認定されて以降頼られまくるようになり、頑ななヒバリちゃんが自分だけに見せてくれる顔にグラっと来てしまいます(´∀`*)
監視役を辞めてヒバリちゃんを攻略する!ときっちり宣言する辺りで大我さんいい男だな…!と思いました。
順調に仲を深めていくのですが、全幅の信頼を寄せられるようになって初めて、ヒバリちゃんや祖父が期待するような能力なんて自分には無いのだと、焦りと恐怖を感じるように。
(期待が重い)
そして周りからの祝福ムードに焦り、遂には「自分は監視役だ!」と暴露し、ヒバリちゃんと距離を置いてしまいます。
大我さんの気持ちは分かるけれども…!
優しくしておいて怖くなったから突き放すなんて酷いと思ってしまった…んですが、ヒバリちゃんもヒバリちゃんで彼の本質に気付かず、知らず知らずのうちに追い詰めてしまっていたという展開が辛かったですね。
恋愛エンドのヒバリちゃんが胸倉つかみながらの告白がとても良かった。
幸せになって欲しい二人でした。
八神 那由太(CV:下野 紘さん)

続きを読む
爆裂わんこな那由多君。
とにかくハイテンションで、動いてないと死ぬ位の勢いで働いているので「大丈夫かこの子…?」と見ていて心配になりましたねε-(´∀`; )
意外性のあるシナリオでした。
やたらヒバリちゃんに踏まれたがることに理由があったのだと分かるシーンでは、ちょっと笑ってしまいましたw
昔酔っ払いに絡まれてるヒバリちゃんを助けるために、着ぐるみを着た状態で転んでしまって「この人(ヒバリちゃん)と話してみたい…!」と思っていた所をうっかり踏まれ、「嬉しい…!」と思ったのがきっかけでしたが、踏まれた着ぐるみの中で頬染めてるスチルがなかなかにシュールでしたね(笑
ともあれこの時の会話がきっかけでヒバリちゃんは、「那由多君は自分のことを運命の人だ!と思って婚約者候補に立候補してくれたんだ」とときめきまくります。
気持ちが盛り上がり、ああもうこの人しかいない…!みたいな流れになった時にズコー!!と落とされる展開にうおお(崩)となりました。
那由多君が借金製造機になったのにもちゃんと理由があったんですね( ;∀;)
もう那由多君が恋心を自覚するまでが長くて・・!笑
苦しい場面もありましたが、最初から最後までジェットコースターのような勢いのあるルートでした\(^o^)/
寝る前に少しだけ進めよう…とボード2の終盤をプレイし始めたら続きが気になってどんどん進めたくなりました(´∀`)
最終的に落ち着いたと思ったら、照れた那由多君が爆発していて笑いましたw
逃げ回る那由多君をヒバリちゃんが追う形になっており、シチュエーションが完全に男女逆点。
ヒバリちゃん強くなったなぁ…と感心しました。
那由多君に恋心を自覚させるために、あれこれアドバイスしたり意地悪する婚約者候補の3人が、本当にいい味出していました(笑
トゥルールート

続きを読む
春日さんは普通に攻略できると思っていたので正直残念でしたが、まさかの兄妹。
事情を知ると仕方ないと思ってしまいますねε-(´∀`; )
そんな春日さんは実は
重度のシスコンで、ヒバリちゃんのことを天使だと思っていました\(^o^)/
幼い頃、天才で何に対しても興味を持たなかった春日さんが、唯一興味を持ったのがヒバリちゃん。
そのあまりの執着を危惧した両親によって、ヒバリちゃんは東条家へと引き離されるのですが、完璧に勉強した春日さんが数年後東条家に現れます。
そして兄であることを伏せて、「執事」としてヒバリちゃんを完璧な女帝に育て上げるために、側にいることを決めたのでした。
当然「どうして教えてくれなかったのか?」など一悶着ありますが、最終的にはこれまで通り執事としての立場を変えず、月1回だけ兄妹として過ごす日を作ることで解決するのでした。
兄妹の日だけはヒバリちゃんは春日さんにベッタリで、めちゃくちゃ距離の近い兄妹と化してました。
なぜか婚約者にカズさんも参戦してワチャワチャ感の増した終わり方が面白かったですw
FDが発売されるならこの続きから!とか普通にありそうですね(⊃´▿` )⊃
なんだそれー!と思わなくはないですが、これはこれでオイシイと思える関係でした。
まとめ
こんな方におすすめ

ということでバリバリの感想でした。
苦難はありますが、明るくポップなストーリーで、難しいことを考えず気軽にプレイできる作品です。
明るいラブコメが好きな方に、ものすごくおすすめしたい内容でした。
最後に
バリケードバトルはちびキャラが可愛いのですが、シリアスな場面であのポップな音楽が流れると若干ズコーッとなりますね(笑
バトルといっても特に何か入力をするでもなくただ見ているだけの演出なので、正直必要だったのかなぁと思いました…可愛いですがw
個人的には楽しめましたが、やはりシステムが足を引っ張った印象です。
次の選択肢までババッと進められれば・・と思わずにいられません。
本日もお付き合い下さりありがとうございました!
↓ランキングに参加しているのでよろしければポチッと応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 ゆるっとTwitterに生息しているので、お声がけ頂けると飛んで喜びます。
コメント
はじめまして。せーちゃんといいます。
自分も少し前にバリバリをやって、感想にすごく共感したので
コメントさせていただきました。w
このゲーム、男子にも苦労させよう的な
コンセプトがあったんですね。
人によりけりでしたが、主人公の方が結局振り回されて
苦労してましたね。w
共通ルートは普通にスキップできるようにしてくれればいいのに
イチイチボタンを押して進まなくてはならないシステムに嫌気がさして
結局自分は恋愛エンドと最後のトゥルーエンドしかしてません。
トロフィーをみたら あまりの回収率の悪さに驚きました。w
でも、話のテンポやスチルの良さのおかげで
ゲームとしては満足に楽しめました。。。
最後に言おうかどうしようか悩んだんですけど、、、
最近、ブログ村ってなんだかステマっぽいブログが増えた気がして
なんとなくモチさんのブログを倦厭して覗かないようにしてました。w
今回、初めて拝見して なんでもっと早くに遊びに
来なかったんだろう?って後悔しました。www
それくらい、楽しく感想をよませていただきました。
オトメイトの作品は自分はプレイしているのが少ないんですが
またプレイしている作品があれば 遊びに来ます。w
せーちゃん様>
はじめまして、コメント頂きありがとうございます!
実は自分もこっそりせーちゃん様のブログにお邪魔させて頂いておりましたので、ものすごく嬉しいです・・!
特に「リディ&スールのアトリエ」の感想が楽しみで、よく拝見させて頂いておりました!
アトリエシリーズ面白いですよね(´▽`*)
バリバリのスキップの仕様はどうしてこうなったですよね・・
もしかしてスキップする方法があるのかな?などと探してしまうくらいの苦行でした/(^o^)\
私もバッドエンドの回収は途中で諦めました・・w
ステマっぽいブログについては申し訳ありません、自分もステマっぽい記事(2つ前くらいのビズログの話とか)を書いておいてアレですが、
ものすごく分かる!と思ってしまいました・・ww\(^o^)/
「wordpress」というソフトを使って作られたブログ(このブログもそうです)は、検索上位に表示されるために、
乙女ゲー初心者さんが検索しそうなキーワード、例えば「面白い乙女ゲーム」等をまとめた記事を書かれる方が多いかなー等と思います。
自分も沢山の人に見てもらえたら・・的な下心がないとは決して言えませんが、記事の書きやすさとカスタマイズの自由さに惚れこんで
FC2ブログから引っ越したのが大きいので、なるべく未プレイの方にも分かりやすく、楽しく感想を書けたらなーなんて思っています。
宜しければまた遊びに来て頂ければ嬉しいです(*´ω`)
自分もまた遊びに行かせて下さい!