時計仕掛けのアポカリプス フルコンプ感想【ネタバレON/OFF有】

乙女ゲーム

こんにちは、もちです!

今日は時計仕掛けのアポカリプス」のプレイ感想を、作品紹介 → 個別ルート感想 → 個人的レビュー → 総評 → まとめの順に書いて行きたいと思います。

・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。

本日もよろしくお願い致します。

スポンサーリンク

作品紹介

時計仕掛けのアポカリプスとは?

OPムービーなど

「バッドエンドから始まる物語」というキャッチコピーが印象的で、作品が発表されてから発売までとても楽しみにしていました!

大好きなシャレードマニアクスを作ったチームさんの作品ということで期待が高まるというもの。

そんな本作、期待を裏切らない面白さでした。

ストーリー概要

ここは空のない、箱のような地下の街。

天井に灯る『魔法の火』がこの街の原動力となっている。
主人公は街で開催される『祭典』で魔法の火から種火を受け取り
街の人に配り歩く役目を担っていた。

祭典まであと一か月となったある日、
主人公は不思議な男性と出会い一輪のバラを譲り受けた。

その晩から、主人公は不思議な夢を見るようになり―…?

これは“バッドエンド”から始まる物語。
繰り返す時間の中で、少女が手にする未来は……。

引用元:https://www.otomate.jp/apocalypse/

レビューをチェック

ヒロイン紹介

主人公:ラチア・フィーリッツ(CV:鈴代 紗弓さん

地下都市で生活する少女。
譲り受けた『箱』を使用することで、期間の制約はあるが過去に戻ることが出来る。

引用元:https://www.otomate.jp/apocalypse/
続きを読む

最初の頃は「脳内お花畑のお花ちゃん」と言われる位ふわふわした天然少女ですが、一度バッドエンドを経験してからはがらりと変わります。

夢物語を語っていた少女が、自分のことを「愚鈍」と叱責しながら歯を食いしばって残酷な運命に立ち向かう姿が泣けました。

攻略キャラクターとおすすめ攻略順

本作の攻略キャラクターは全部で5名。

ガチガチの攻略制限があり、初回はルデル・リアン・クアトの3名のみ攻略可能。
3名攻略後にジル、最後にユナカが攻略可能です。更に5人クリア後に真相ルートに進むことができます。

公式のおすすめ攻略順は以下の通りです。
私は運良く(?)この順で攻略したのですが、少しずつ真相が明らかになる情報のチラ見せ感が絶妙だったので、特にこだわりが無ければこの順をおすすめします。

攻略キャラクター&キャスト紹介

 

ユナカ・ギースベルトCV:野上 翔さん
ルデル・クロイツCV:寺島 惇太さん
リアン・イェブラムCV:細谷 佳正さん
クアト・ヘルトリングCV:江口 拓也さん
ジル・ハニッシュCV:小野 賢章さん

 

個別ルート感想 (ネタバレON/OFFボタンあり)

ルデル・クロイツ CV:寺島 惇太さん

 

続きを読む

優しくて賢いラチア自慢の幼馴染。
何でもできるルデルのことをラチアは完璧だと思っていますが、本当は周りに自分を格好良く見せたい年相応な男の子です。

地下で何か起きた時に逃げ場はなく、謎の病気が蔓延して人口が減り続けているギムレーに、今のままでは未来はないと考えていずれ地上に移り住みたいと考えています。

ルデルにとって地上は希望そのものですが、ラチアが何度も見る「荒れ果てた地上で息ができず死ぬ夢」が何とも不安な気持ちにさせてくれます。
希望にすがって地上に出て、あるのは汚染された空気と大地だったら絶望しかないですよね(´・ω・)

街を救うことに2度失敗し、しかも2度目でルデルが誰かに命を狙われていることに気付いたラチア。

3度目も1人で動こうとしますが、色々あってルデルと協力することになります。

ルデルもユナカも様子のおかしいラチアのことを心配しているんですよね。
幼馴染組の絆というか空気がすごく好きです。

お兄さんであるアンバーさんを説得して災害時の避難への理解が得られて良かった…と思いつつ、ルデルを撃ったのアンバーさんじゃない?疑惑が抜けず(オイ

ラチアがアンバーさんと親しくなったのは神話好き同士というのもありますが、情報を得たい打算的な考えもあってのことなんですよね。
しかし無意識にラチアに好意を寄せているルデルは何となくそれが面白くない様子。

勿論ラチアもルデルの気持ちに気付いておらず。天然な2人にやきもきするユナカが可哀想なことになっていました\(^o^)/

嘘みたいな話でも少しも迷わずに信じてくれて、全肯定してくれるルデルが優しくて心強くて、涙を流すラチアを見て私もウルッと来てしまいました。

誰がルデルの命を狙っているのか、火を付けている人達の目的は?等々が気になってノンストップで進めたくなりました。
状況的には父親っぽいのですがやはりアンバーさんかなぁ…(アンバーさんのこと疑いすぎ

結論から言うとアンバーさんは味方についてくれて諸悪の根源は父親だった訳ですが、アンバーさんめちゃくちゃ演技派なので最後までヒヤヒヤしましたね…

しかし歴代の指導役は複数の候補を選び、指導役にならなかった方を処分していたという話は胸糞でした(´・ω・)

街にいてはルデルは助からないため、2人は死んだことにして上層へと逃れ、いずれは地上へ行こうというところで終わるのですが、父親が気付いた時の追手や地上大丈夫?等を考えると正直不安しかありません(爆

束の間の幸せにならないよう末長く幸せに過ごしてほしいものです。

好きなシーンはやはり2回失敗した後、3回目冒頭でルデルに打ち明けるところです。
ルデルと一緒なら大丈夫と思える安心感。信頼が半端なかったです(*´ω`)

ルデルとアンバーさんが分かり合えたのも良かったな。お互い大切に思っているけれど、育った環境のせいで心から信頼できない…という状況を、今回の件で打ち破ってくれました。

リアンさん、どんな時でも歓迎してくれるしめちゃくちゃいい人でしたね…
正直悪い人かと思っていたので(すみません)印象が変わりました。

途中まではめちゃくちゃ萌えたのに終わり方で全てを不安にさせてくるのは罪…笑
下層と上層がどの位離れてるのか分かりませんが、この状況怖くて眠れませんよ(

ユナカはちょっと申し訳なくなる位面倒見良い子でした。失恋に傷付きながら、それ以上に2人が大切なんだなぁと。

ただユナカが訪ねてくることで父親に勘付かれるのではと、これまたいらん不安を感じてしまうのでした(酷い
狡猾ですからね…少しも安心できないε-(´∀`; )

しかし1周目からルデルが優勝!と思ってしまうくらい良かったです。頼りになる幼馴染最高でした。

リアン・イェブラム CV:細谷 佳正さん

続きを読む

親しげに見えてどこか距離を感じるリアンさん。誰にでも分け隔てなく優しいからでしょうか。とても闇が深そうに見えました。

先も気になりますが、それ以上にどういうこと?となるような謎が多くて疑問符が浮かびまくりでした。(主にクアトさんに

リアンさんは家族や親友をハイドラ病で亡くし、「いつかやろう」と後回しにしたまま機会を失ってしまったことが幾つもあり、深い後悔にとらわれていました。
お祭りの日、炎の中で狂ったようにパイプオルガンを弾くリアンさんを見たラチア。

リアンさんのことを知るため、過去の話を踏み込んで聞くようになります。
亡くなった家族の話などは本来人に話したくないような話題だと思うのですが、誰にも話せずにいた心の内を吐き出せたことはリアンさんにとって救いになったよう。

2周目は良い感じに仲良くなれていたのに、ある日アンバーさんが事故にあったことをきっかけに、リアンさんの様子ががらっと、冷たく変わります。
一体何があったのか、分からないまま街が燃え再びやり直すことになります。

(この時何があったのか、結局分からずに進めていたのですが、最後まで遊んだ後限定版の小冊子を見て、多分アンバーさんがリアンさんにルデル殺害を依頼したのかなと思いました)

3回目、前回得た情報を武器に最初からフルスロットルでリアンさんに挑むラチア。
どう思われるかは二の次で手段を選ばずグイグイ行く彼女は最強でした。
しかしそこまで仲良くもないのにいきなり「昼食を作ってきましたー!」と上がり込んで来る女性なんて恐怖ですよね(爆

更にリアンさんが古い友人であるリトさんとの約束で、パイプオルガンを弾きたがっていることにも触れ、鍵盤のありかを知っているであろうことも突き止めます。

これリアンさんから見たラチアはさぞ不気味だろうなぁ。しかも何事もなかったようにピアノを習い続けるし、酒場に入り浸るし(笑

結局のところ、ラチアはなぜこんなにリアンさんに構うのか。最初は嘘をつかれた悔しさとか色々あったと思うんですが、振り向いて自分を見て欲しい一心からで、恋に変わって行ったのかなぁと思います。

お互い空々しい笑顔の会話ではなく、容赦ない軽口を叩ける関係になって良かったですよね。ラチアも大概ですがリアンさん意外と口悪いですよねw

腹を割って本当のことを話すラチアに色々納得したように応えてくれるリアンさん。

病気で亡くなった家族と親友。妹は本当は自殺していて、更に地上へ行こうとした人間が謎の人物に殺されている姿を目撃したことも。
リアンさんは少なからずこんな街滅んでしまえ!と思っていたんですね。

話を聞いたラチアは殺人事件を起こす謎の人物だけでも何とかできないかと考えます。

正直クアトさんが犯人じゃないの…?と思ってしまいました(
クアトさんとリアンさんは親友同士ですが、リアンさん的には監視されているように感じる時もあったんですね。

ラチアは鍵盤の話をクアトさんにしてしまったので命が危険な状況ですが、その最中リアンさんの女性関係を直撃したり、クアトさんに水ぶっかけて脱がせた話がバレて怒られるのに笑いましたw
時アポは基本シリアスですが、面白い場面のやりとりが本当に面白くて好きです。

半分は予想通りクアトさんが現れ、全てを話した後、リアンさんとラチアを上層へ逃してくれます。
けれど真相は予想以上に重く、リアンさんに降りかかった不幸は全て街の管理者達に仕組まれたものでした。

意気消沈し、ラチアに引っ張られるまま逃げるリアンさんですが、正直この状況でかけられる言葉なんて思いつかないですよね…

自分だったら多分このまま追っ手に殺されてもいいと思ってしまいます。そうしないのはラチアがいたからかな(´・ω・`)
立ち上がってくれることを祈るばかりでした。

最終的にはラチアと一緒に生きたいと言ってくれるのですが、恋が分からないリアンさんが、依存でも呪縛でもいいと表現するところが印象的でした。

クアトさんとカルセド様の家業は、医者でありながら街に不利益なものを始末する暗殺者的なものだった訳ですが、善意も悪意も無い感じなので、納得はできないけれど嫌いにはなれなかったかな。
クアトさんルートがどうなるのか非常に気になりました。

リアンさんは放っておくと破滅しかないので、多少荒っぽくても引きずってでも救ってくれる存在が必要ですね。

2ルート終えて、ギムレーに未来がないのがよく分かりました。
しかし地上へ行くにはパイプオルガンを何とかする必要があるようで、やはりルデルルートの終わり方には未来がないように思えてきて辛い。

クアト・ヘルトリング CV:江口 拓也さん

続きを読む

人物紹介に「主人公に冷たい」みたいな紹介があり、実は苦手なタイプかなぁと身構えていました(すみません

実は初対面で必要以上に冷たい人が個人的にすごく苦手でして。
これから仲良くなることを期待する前に、「何でそんなに感じ悪いの!?」と思ってしまうんですよね(笑

しかしリアンさんルートまで終えるとクアトさんの態度の理由が見えて来て、街の暗部を何も知らず、お気楽に生きているラチアが憎らしいor羨ましいって感じなのかなと。
脳内お花畑という言葉が出るくらいですからね…

リアンさんルートの後なので、ある程度過酷な内容が来ることは覚悟していましたが、まさかいきなり刺殺されるとは思いませんでした。最後のセリフの「・・・」のところ、ボソッと「ごめん」と聞こえましたね(´・ω・)

クアトさんと話していたところに居合わせたカルセド様の口添えで、ラチアはクアトさんの診療所で薬剤師として働くことに。

ただこれ地上など踏み込んだ話をしてるの絶対聞かれてましたよね…?絶対監視ですよね(´°ω°`)ヒィィ

そんなこんなで仕事仲間として奇妙な生活がスタート。
真摯に患者に接する姿と自分を殺した姿に混乱しつつも、充実した日々を過ごすラチア。

真面目に努力していればクアトさんは優しいのだと分かりました。
基本扱いが酷いので、優しくされて「新しい生物を発見したようだ」とか思ってしまうラチアに笑いましたw

仲良くなれたことを喜びつつ、内心殺されるのではとヒヤヒヤしているのが、何とも新感覚でした。コワイ。

酔っ払ったクアトさんは可愛かったですね…!
最初はアレでしたが、働くようになってからはかなりラチアのことを気に入っていたんだなと分かり、「君は俺のもの」発言にニヤニヤでした。
…その数分後には冷水を浴びせられる訳ですが。

2周目のやり直しで聞いたクアトさんの望みはラチアに殺されることと、未来を生きて欲しいという悲しいものでした。

その望みを叶えるため?なのか、3周目のラチアは何と開幕で「人の殺し方を教えてほしい」とお願いします。
正確にはクアトさんを止めるためにナイフの扱いを知りたかったんですね。

確かに何度も親しい人が亡くなったり自分が殺されかけたり、両親やハイドラ病の事実を知ったりと、真っ当な精神では発狂しそうな内容目白押しですが、ガネットさんまで巻き込んでそうきたか…!?(´・ω・)といった感じでした。

そんな感じで秘密ゼロでスタートした関係なので何の遠慮もなく、昼間は診療所で働き夜は地上への入り口でナイフの扱いを学ぶのが日課に。

前回のループで学んだ仕事内容をフル活用したラチアの有能っぷりがすごかったですw
鍵を渡されてドキドキしてたのに、見られたのがクアトさんの寝起き悪さという残念さに笑いました。

2人分のパンケーキ(お昼ご飯)も作ってくるようになり、もはや妻。

普段のケンカップルっぷりも可愛らしいですが、デレデレになったクアトさんの破壊力よ…
でもラブラブになればなるだけ死亡フラグが近付いてる気がするのが時アポの怖いところです。

エンディングでついに地上に出られたことは嬉しかったのですが、クアトさんは顔と半身に火傷を負い、ラチアもハイドラ病にかかるという、なかなかしんどさの残るエンドでした。

何としても治す方法を見つける!と希望に溢れていましたが、間に合うのかなぁと心配になったのは内緒。
ともあれクアトさんとラチアのカップル、やりとりが面白くて最高でした。
基本クアトさんは純真なのでラチアから「可愛い」と思われているんですよね。
からかうと形勢逆転されたりして、良きラブラブカップルでした(*´ω`)

ラチアも言っていましたがクアトさんのルートは矛盾がテーマなのかなと。
殺したいけど殺せない、街を救いたいから早く街に燃えて欲しい(巻き戻したい)、君が嫌いだけど好きだ、といった沢山の矛盾が印象的でした。

ジル・ハニッシュ CV:小野 賢章さん

続きを読む

ここからは攻略制限ゾーンです。
ジルはひたすら不思議ちゃんという印象で、ラチアが時間を遡っていることも全て知っているようでした。

最初の回、ジルは落ちてきた時計塔の針に刺されて死んでしまいますが、どうもこれが最初ではなかったようなんですね。

ラチアは本当はもっとずっと長い間やり直し続けていたのかな?

ジルの生い立ちはもはや神話のようなお話でした。

・元々世界の中に箱があって、箱の中には神々のシミュレーション用の世界があった。
・ジルはそこにいたけれど、外の人間が箱を盗み出した時に色々なものが飛び出して外の世界は荒廃。箱の中にはジルだけが残った。
・ジルだけが残った箱を開けたのはガネットさん。ジルが消えた世界が戻ってくることを望んだため、飛び出したものを箱の中に戻したところ世界は元通りに。
・ガネットさん、本当はこんな荒れ果てた世界滅びてしまえ!という気持ちで箱を開けたのですが、美しい姿を取り戻した世界を見て号泣。
これからは正しい未来を導くことを誓い、2人は観測者になった。

ということでジルとガネットさんはこれまでも時代の節目に、未来を創ってくれる人間に箱を託して来たのでした。

ジルはラチアにものすごく好意的で、積極的に協力してくれます。心強さと嬉しさよりも、2人の過去に覚えていない何かがあったんだろうなと気になる気持ちの方が大きかったです。

ジルは箱の記録係なのでラチアが他ルートでキャラ達と迎えた結末も全部記憶しています。
その上でいつか自分を選んでくれる時を待っていたというのが切なすぎました。

ラチアはジルの力を借りてより長い時間を遡れるようになりますが、代償としてジルと同じような存在になる必要がありました。

そうして誰からも知覚されない存在になったラチア。時々見かけるフードの人物はこの選択をしたラチアだったんですね。

確かに自由は効きますが、話ができるのはジルとガネットさんだけ。
楽しそうな過去の自分や知人達を見守るだけなんて辛いですよね(´・ω・)
いつか憎くなって過去の自分を殺してしまわないといいんですが…(嫌な予想

無条件に自分を好きでいてくれるジルの存在がラチアにとっての癒しでした。

このルートでは過去のラチアは声付きなのですが、何というかちょっとイメージが…
やり直し前の過去のラチアなので仕方ないと思うのですが…

自分の中では死線をくぐり抜けて落ち着いたスーパーラチアさんの印象がしっかりついてしまっていたので、申し訳ないですが登場する度違和感を覚えてしまいました。

しかしそんな違和感なんて吹っ飛ばすくらい過酷な展開がやってきてちょっと感情が忙しかったです…

人としての生を捨ててまで過去に来たのに、お祭りの広場で同じようにアンバーさんの事故が起こり、動揺するラチア。

追い討ちのように伝えられた、彼女がやるべきことは「過去の自分を殺すこと」だったのです。

街が滅びるのは過去のラチアが箱を手にする未来。
結局自分がいなければ良かったのか…と嘆くのも当然で、違う人だから殺しても大丈夫だよ、とガネットさんやジルから励まされてもとても受け入れられるものではなかったです。

思考ぐちゃぐちゃなラチアが可哀想でしたね…

過去のラチアを殺す選択をするバッドエンドで、ラチアはとにかく憎しみを募らせて嫌いだと思うようにしていて、人を殺す時のクアトさんの気持ちが分かったような気がして切なくなりました。

そうして冒頭の夢に繋がる演出が怖いけどストンと腑に落ちる。あれも実際にあった未来の1つなんですね。

ジルはいつでも優しいのですが、感覚が人とはズレていてなんというか絶妙な人外感がありました。
ただラチアといちゃつくことに関してはあざとくて可愛かったです。下心ありありで(笑

ジルに少しずつ人間の気持ちを教えていって、最終的には人間にしてあげたいと考えているラチア。

しかし突然170年前に1人で飛ぶと言い出した時はさすがに「!?」となりましたよ。

ラチアはずっと今の状態でいられる訳ではない=時間がない。
ジルを人間にすることができないなら、ジルと同じ箱の人形になって永遠に生きたいけれど、それはガネットさんのルール的にNG。
ちなみに箱の人形にしてもらうには箱の所有者(この場合もう1人のラチア)に頼めばOKとのこと。

ではどうするか…はラチアにも決められませんでした。
そのため思いっきり過去に戻ることで沢山の時間を得て、考えることにしたのです。
そして決めたら準備して備えると。
なるほどーと思いましたがいやいや170年…も要るのか?(オイ
ちょっと突然すぎました。

でもようやく分かったことは、
実はこの未来に辿り着いたのが2回目で、ジルがラチアのことを懐かしいと言う理由は170年間、ずっと待ち続けていたからだったんですね。

1回目のラチアは途中で亡くなってしまい、ジルとの再会は叶いませんでした。

ちょっとこの辺り難しかったのですが、1回目のラチアの死をジルは神様のいたずらだと判断しました。
そしてこのままでは次にラチアが生まれてくることすら神様が許されないかも…と考え、自ら記憶を無くすことで因果をリセットしたのだそうです。

2回目も同じ運命を辿らないため、ジルは自分の記憶を消すことで神様のいたずらからラチアを守ります。
記憶は失ったけれど170年後に再会した時に必ず思い出すからね、というエンドでした。

ラチアが未来を変えようと動けば神様地雷がドーンと発動するけれど、どの位がOKでNGかは分からない。神様次第ということなんですね。

けどラチアが消されないようジルはやれることは全てやってくれた、ということなのかなと解釈しました。

つまりラチアは170年間未来には手出しせず情報収集程度に留め、未来を変える機会とジルに再会する時を待ち続けるということですか…なんとも途方もない時間です。

そして170年間で方法を見つけられるかも分からないですよね(´・ω・`)うーん…難題

170年前に遡らない選択をすると、人間に戻ったラチアとジルは幸せに生きられるのですが寿命の差は埋められず、ジルだけを遺していくことになるんですね。

生きている時の2人があまりにも幸せそうだったので、このバッドエンドが切なくてウウッとなりました(´;ω;`)

ガネットさんは超人っぽいイメージでしたが、ジルのルートで大分印象が変わりました。
変えられないルールがありながら、きっと色々葛藤しているんだろうなと。

しかし待てよ、もしかしなくても共通ルートの時点でジルの1回目を経たラチアなんですよね…?
知ってしまうと他のルートへ行くのが申し訳なく思えてしまいますね…

ユナカ・ギースベルト CV:野上 翔さん

続きを読む

ラチアとルデルの幼馴染。
彼女のことを好きなのが態度から滲み出ているため、周りにはバレバレです。

しかしラチア本人からは弟扱いされているのが何ともトホホでしたねε-(´∀`; )

ユナカの反応の一つ一つがうまく言えないのですが現実にこんな子居そうというか、身近に感じられて親しみが沸きましたね。

ラチアが他の人を選んだらバーカバーカ言いながらも背中を押してくれるのが本当に…辛いだろうに、自分の感情より好きな子の幸せを願える気持ちが尊い。

幼い頃ラチアと出会った際、共に花畑で青いバラを見つけています。
それにより箱の所有者に選ばれるのですが、バラを見つけたのが2人だったため、箱の所有者も2人になるという前代未聞の事態に。

ラチアが持つ前はユナカが持っていた訳ですが、どうやら正しい所有者はラチアの方だったということで、最期はガネットさんに命を奪われ、箱を回収されています。
ユナカを刺したのはガネットさんだったのか…!と少々ショックでした。

事実を知りショックを受けるラチアですが、ジルの助けでユナカの記憶を引き継いでやり直すチャンスを手にします。

ジル、ラチアのためなら全力で味方してくれるので心強いですよね…しかしこれがジルルートの延長と考えると辛い。

ユナカ視点は新鮮でした。

ユナカと街の人達との会話面白くて好きだな。特にルデルとの気の置けない友人感が微笑ましくて最高です。ルデルは大切な友達だけれどラチアをとられないか密かに心配していたり、複雑な心の内も覗けました。

でも何よりユナカのラチアへの愛が深すぎて頭を抱えるレベルでした(萌えで
表向きはそっけないのに心の中では「ヤバい、好きだ…!」とか考えてるの可愛すぎませんか。しかも片想い歴10年以上…!

好きの気持ちが溢れて遂に、お祭りが終わったら気持ちを伝える決意をするのですが、パニックになったラチアに逃げられるという不幸w

返事をもらえないまま避けられること3ヶ月は本当に不憫でしたね…
しかし晴れて恋人同士になった2人がこれ以上なく幸せそうで良かったなーと思う反面、箱とこれからのことを考えると胃が痛くなりそうでした。

予想通りというか、お祭り最終日に街が燃え、ラチアは時計台の針に刺されて亡くなってしまい、そこからユナカのやり直しが始まります。

何度も何度もラチアを救おうとしては失敗して、絶望のあまり投げ出したくなったこともあり。
まさしくラチアがやっていたことをユナカもやっていたんですね。

ユナカが人知れず戦い続けてきたことも泣けますが、ルデルに全て話して協力を求めた時の反応がラチアの時と同じでルデルーッ!となりました。

結局その時も失敗してしまうのですが、ラチアを庇ったユナカが死の間際にラチアに箱のことを話し、ラチアが箱を開けたから持ち主が変わったということなんですね。

ここでユナカの回想は終わり、じゃあこれからどうやってユナカを救うか…になるのですが、突然乱入してくる箱の外ラチア(以降天使さん)に驚きました。これはジルルートの170年を乗り越えて来たラチアか…?

思いっきり口悪いしガネットさんへの扱いも酷いのですが、煽りつつもラチアを激励してくれたんだと思いたい。

でもジルの前で「ユナカと恋人だったこともあるの(嘘)」とか言わないで欲しい(

ちなみにユナカの過去を見る前のやりとりでラチアが箱はもう使わないと宣言しているので、今回やり直しはできない状況です。

そのため最初からユナカに事情を打ち明けて、手探りで進むのですが、2人で協力できる分心強さがありましたね。

恋人になった後、寝室で添い寝してたところにルデルが入ってくるイベントは皆言い訳祭りになっていて笑いました。ラチアが1番気にしてないw

ユナカのルート自体は他ルートのダイジェスト的な感じなので個人的に真新しさはありませんでしたが、その分登場キャラの掘り下げやラチアとユナカの関係に集中できて、好きが深まった感じでした。

天使さんの嘘を見抜いたユナカに拍手。野生の勘は伊達じゃない。

天使さんの手助けで両親が残したハイドラ病の薬の材料も分かり、クアトさんとリアンさんの協力も得られて大団円感漂っていました。

正直天使さんとジルが気になってお話に集中できなかった自分がいますが(オイ)、
ユナカが報われて良かった。これにつきました。

真相ルート

続きを読む

ユナカルートの告白を今聞くか聞かないかの選択肢から分岐。

ラチアの説得で天使さんにも協力してもらえるのが大きな違いでしょうか。
他にもリアンさんが家族やリトさんの真実を知ったうえで協力してくれたり、アンバーさんがルデルを助けてくれたりと良い流れで進みました。

しかし天使さん。
ハイドラ病の薬を作っていたり、地上から花畑への直通ルートを作っていたりと思いっきり歴史に介入してますが、よく消されなかったですね…?
ジルの話では神様に目をつけられるから170年間行動は起こさず過ごせって話でしたよね。

この辺りが関わってくるのが、実は箱の所有者は未来を変えた代償に、歴史を決めた後は消えてしまうという話。

正確には存在が希薄になって時間の迷子になる前にガネットさんがお迎えに来て、彼に吸収されていたのでした。(世間的には死亡扱い)

事実を知ってガネットさんを殺そうとした箱保有者もいたようですが、一応意識は残るので消えちゃうくらいならガネットさんと同化することを選んだ人も多かったそうな。

ラチアの場合、天使さんと2人の自分が存在しており、代償は未来を変えた天使さんの方に集中したため、消えるのは天使さんだけで良いらしい。

真相エンド1はそのまま天使さんだけが消え、残ったラチアやユナカ達が地上で生きていくことになる、ジルのことを思うと悲しい終わり方でした。

真相エンド2はガネットさんエンドかな。
天使さんが残るためにラチアが消えることになり、これまた悲しい終わりかな?と思いましたが救いはありました。

ガネットさんの提案でジルの「記録係」の役割を貰うことで、ラチアはガネットさんと一緒に存在し続ける道を得ます。

記録係のままではジルはガネットさんとセットになるので、普通の(?)箱の人形である天使さんとは一緒にいられないのかな?

普通の箱の人形は時間の繰り返しの中で記憶を保持できないので、記録係でなくなればジルと天使さんはガネットさんのことを忘れ、ラチアも同様に街の皆から忘れられてしまいます。
ラチアもガネットさんも、1番大切なものを失っても天使さんとジルの幸せを願ったんですね。

ガネットさんが2人を失いたくないと思ったのは未来を変えるために頑張るラチアのことを見て来たから…ということで、ガネットさんはラチアのことも大切に思っています。

そんなラチアにそばにいて欲しいというのがガネットさんの望む未来なのかな。

そのためならできる範囲で何でもしてくれそうだし、ジルルートでジルと離れたくない的発言をしたことで薄々気付いていましたが、ガネットさん多分案外寂しがり屋ですよね?

ラチアのことを覚えていないのに、ずっと花畑で待ち続けるユナカが切なかったです。

切ない気持ちだったのに、最後の「私が構ってあげないから暇を持て余してガネットさんが歌っていた」みたいな一文にちょっと笑ってしまいました。

ラチア、これまでの諸々が積み重なってガネットさんの扱いが若干雑になっていますよね。仕方ないから一緒に居てあげます位の関係が何だか微笑ましい2人だなと思います。

余談ですがエンディング曲の「祈り」が好きで毎回聴いているのですが、歌詞が真相エンド後のガネットさんの心情に思えて仕方ないんですよね。「暗闇でようやく出会えた光だった」という歌詞が大好きでして…そうだったら良いなぁと思っています。(しかし「微睡むあなたを背中に感じて~」辺りとか、ちょくちょく「ん?」と思う部分もあり、よくよく考えると消えたラチアを思うユナカの歌と考えた方がしっくり来る気もしてきました・・色々考えながら聴くとしんどいですね)

結局ガネットさんは何者なのかとか、もう少し詳しく知りたかったなと不満はあります。

正直全員ハッピー&箱を壊してガネットさんも使命から解放されるエンドがあると思っていたので、このどちらか一方しか幸せにならない真相エンドに愕然としたのは内緒です\(^o^)/
皆が皆幸せになるのは難しいのかなぁ…

ジルとユナカの幸せがどちらかしか叶わないのは辛すぎました。

 

ご都合主義は好きじゃないけれど、ご都合主義あって欲しかった…!みたいな矛盾した気持ちになりました。
それ位時アポのキャラクター全員が好きになっていたんですよね。

 

真相ルートを終えて:

最初の3人のルートが楽しすぎたので、以降はループの外側の話になってきてしまって実は少しテンションダウンしたのは内緒です。

攻略制限組~真相までの話ががっつり繋がっているのは面白い試みだなと思いましたが、いかんせん結末がアレなので。

 

好きなキャラは悩みますが、ルデルです。
最初にプレイしたので印象に残っているのと、全肯定なイケメンっぷりに惚れました。それでいてパンケーキの会ではしゃぐ子供っぽいところもあったり、ちゃんとすけべなところが良いw

個人的レビュー

時アポの好きなところ

綺麗で読みやすい文章

本当にこれに尽きました。
何というか言葉選びが美しく、自分では思いつかないような素敵表現の数々に、読んでいてプロのライターさんってすごいなぁと感心しっぱなしでした(語彙力ない感想ですみません

主人公の性格

最初は苦手なタイプかなぁと思いましたが、賢く目的のために手段を選ばない潔さに惚れました。

音楽が素晴らしい

おしゃれなピアノBGMが心地良かったです。
タイトル画面の曲「apocalypse(アポカリプス)」が既に格好良く、初見で「おお!」と引き込まれました。

時アポに物申したいところ

エンディングが微妙

個別エンドの終わり方が5人中3人くらい個人的に「うーん」だったんですが、これは後日談まで読んだところ良い方に感想が変わりました。

入手が難しいかもしれませんが、特にクアトさんはステラワース小冊子まで読むことをおすすめしたいです。

あと個人的に真相エンドは好みが分かれそうかなと思います。

主人公の声

後日談と別キャラ視点で主人公が突然喋る。しかも結構喋る。
プレイして自分が抱いていたイメージと少し違っていたので、少々微妙な気持ちになりました。主人公の声をオフにしようか悩んだのは初めてでした。

イラスト

正直プレイ前はうーんと思っていましたが、プレイし始めたら全く気にならなくなりました。
強いて言うなら皆前髪が長いなと(そこか

総評

ストーリー  : 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)
グラフィック : 3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
音楽     : 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

システム   : 3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
ボリューム  : 4 out of 5 stars (4 / 5)

総合評価   : 4 out of 5 stars (4 / 5)

1ルート辺りの攻略時間は3時間程度

・ストーリーはどのルートも文句なしに面白かったです。
・スチルは個人的に可もなく不可もなく。あってもなくてもいいレベル(酷い
・音楽はサントラが欲しくなりました。
・システム面は次の選択肢へのジャンプが欲しいのと、フローチャートで自分がどこにいるのか見辛いです。
・ボリュームは長すぎず短すぎず、ちょうど良かったです。

まとめ

最後に

先の気になるストーリーで睡眠時間を削ってプレイしてしまいました。

個人的にはめちゃくちゃ面白かったので、気になっている方には是非プレイして頂きたいです。

そういえば本作、病み要素は一切ありませんでした。
最初の頃、話のテーマからメリバ的ヤンデレの気配を感じていたので驚いたのは内緒です(オイ

長くなりましたが、本日もお付き合い下さりありがとうございました。

↓ランキングに参加しているのでよろしければポチッと応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 ゲームブログ 乙女ゲー(ノンアダルト)へ
にほんブログ村
ゆるっとTwitterに生息しているので、お声がけ頂けると飛んで喜びます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました